HOナローのA4レイアウトをつくる~その1

今年はやけに涼しいなーと油断していたら、梅雨明けして一気にいつもの息苦しい暑さになってしばらく経った8月のある日のこと。
あるモノが我が家に届きました。

 

 

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A4サイズの板に軌間9mmでレールがハンドスパイクされたレイアウトボードです。
これはナローゲージショップ様のTwitterアカウントで募集があったレイアウトボードのモニター企画に当選した結果入手できたものです。
「どうせこの手の抽選には当たらんやろ」、と軽い気持ちで応募してみたらまさかの当選(笑)。

 

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見惚れてしまうほどにきっちりと曲げられている半径60mmのカーブ。

 

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やはりこちらも見惚れしまったほどに美しい自作のポイント。


台枠は画材屋さんで見かけるA4サイズの木製パネルにコルクシートが貼り付けられています。

その上に枕木とレールが釘とハンダ付けによりしっかりと固定されており堅牢な作り。
手持ちのHOナローの車両を走らせてみたところ、路盤が安定しているおかげでスムーズに走行することができます。

また、集電に不安のある二軸の車両(Bタンク機など)は既製品のポイントだと、通過時に多少ギクシャクした動きになることがあります。
しかし、このポイントはそのようなこともなくスムーズに通過するので、ストレス無く走らせることができます。


一通り眺めた後、早速このベースを使ってナローのレイアウトを作ってみることにしました。
(初めてのレイアウト作りなので失敗するかもしれませんがご笑覧ください。)

 


まずは台枠の加工から。

 

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このように枠の側面に3mm径のドリルで穴を開けました。

 

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そして、台枠裏面から出ている配線のコードをこの穴に通します。
こうすることで机の上に置いたときにコードを枠で踏むことが無くなり、取り回しがしやすくなるかな?と思い、このような加工をやってみました。

 

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次に、ホームセンターで買ってきた艶消しの水性ニスを木が露出しているところすべてに塗ります。
ニスを塗る前は下地を作るために180番から400番のサンドペーパーで軽く磨きます。
ニスを2回ほど塗り重ねたら600番のペーパーで研磨、更に2回ほど塗り重ねて800番~1000番のペーパーで研磨したら表面はツルツルになり見栄えが良くなりました。

 

ニスは側面だけでなく、裏面も軽く塗っておきました。
これで経年による反りを防止できるはずです。

 


台枠が仕上がったらレイアウトの検討です。

どんな車両を走らせたいか?と考えたとき、最初は完成品なら手軽だし手元に猫屋線あるし軽便でいいかな?と思い付きました。
でも、軽便だったらもっと大きなスペースでゆったりとした空間の方が良いなーと思ったのでこれは却下。

※ゆったりしたスペースで…という考えから、実は梅雨明け前頃から作り始めようとしていたのが、Twitterにアップしていた川沿いを走るイメージのモジュールレイアウト?です。

 


では、どうするか?
冒頭にも書いたように、ベースはA4サイズ、カーブの半径は60mmです。
ボギーな車両だと連結面が実感を損ねすぎるような気がしたので二軸の車両がいいな、と。

そこでちょうど良さそうな大きさである、2年ほど前に完成させたトーマモデルワークスの8tポーターを置いてみてイメージを膨らませてみます。
すると、機関車が数両のトロッコを牽いているイメージが湧いてきました。

イメージを固めるため、工作用紙を切った貼ったして適当に作った建物のモックアップを置いてみたのが以下の写真です。

 

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分岐の辺りに小さな詰所、その先は駐泊所。
走らせたときに車両が見えたり隠れたりの変化があったら楽しそうなので、画面向かって左奥にはトンネルを。
こんなイメージで進めていきます。

 

(つづく)