運転盤を完成させて、走らせる環境ができたので色々と車両を増やしたいよね!
ってことで、すぐに完成できそうなこのキットに手を付けました。
アルモデルのフェルトバーンタイプ小型DLです。
実車のことはよく分かりませんが、説明書によるとドイツなどで見ることができる産業用機関車だそうです。
曇りを取るのと足付けをかねてランナーから切り出す前に全体を1000番の耐水ペーパーでざっと磨いておきました。
手間はかかりますが、塗装が剥がれにくくなる感じがするので金属キットを組むときはいつもこのようにしています。
切り出した後はエッチングの断面が気になったので台枠と屋根の側面を真っ平に削ります。
そして、パーツの爪を説明書通りに差し込んで仮組。
先ほどの状態で爪を折り曲げてパーツを固定し、キットに付属するタッピングビスで止めてしまえば「ハンダやタップは不要です。」となる訳ですね。
ただ、このままだとパーツ同士がしっかりと固定されていないので、走った時に車体が振動してカタカタとうるさそう。
あと、車体を持った時に「ん?」と不安な感じになりそうなので、継ぎ目にハンダを流してカチッと固定しました。
盛ったハンダを削り落として仮組。
ハンダを流したことで固定用の爪は不要となるので、ハンダを削り落とすときに一緒に爪も削り落としておきました。
軸箱とその周りの枠は瞬間接着剤で付けています。
運転台やボンネットに手すりを植えようかな?と思いましたが、このスッキリした外観が気に入ったのでこのまま塗装することにしました。
塗装。
いつも通り、クレオスのプライマーサーフェイサーで下地作り。
フェルトバーンでちょっと検索すると、実車は赤と緑で塗られていることが多いようです。
なので、上回りはタミヤのライトグリーン(AS-**で始まる品番の方)、下回りはクレオスのキャラクターレッドを。
季節柄、赤と緑でクリスマスな感じです。
あっ、塗装はすべて缶スプレーです。
かなり前にエアーブラシが壊れて以来、ずっとこうしています。
缶を振って蓋を開ければすぐに塗装ができて楽なのがいいですね。
スプレーは塗膜が厚くなる…と思っていたのですが、コツをつかめばうっすらと綺麗な塗膜になりますし。
車体とスプレーの距離を10cmくらいにして、色乗ってる?というくらいの速さで缶を移動させながらサッと吹き付ける感じです。
塗料の乾燥を待っている間に、運転手を作ります。
運転台ががらんどうなのは寂しいので、せめて人だけは乗せたいな、と。
積んでいたタミヤの1/48ケッテンクラートのプラモデルに入っている人形を組み立てて、アクリジョン筆塗りで適当に塗装。
これだけでは運転手を固定できないので椅子も作ります。
プラ材を適当に切り出してL字に組んでマホガニーを塗装。
最後にタミヤのウェザリングマスターで全体的にザーッと汚して完成です。
カプラーはボンネット側はキット付属の朝顔カプラー、運転台側はIMONカプラーです。
ナローにこの連結器は似合いませんけどね。
キットの指定ではKDカプラーですが、HOをメインでやっていた時の名残りで手元に残っているのでその在庫処理です。
真横から。
運転手を乗せて正解でした。
これなら違和感なく走らせて遊べそうです。
狙い通り、さっさと完成できて良かったです。
レールトラック、フェルトバーンDLもディテールにこだわることはしませんでした。
でも、ほんの少し手間をかけるだけでスッキリと作れるのでアルモデルの製品は楽しいですね。
次は何を作ろうかな…?