朝晩かなり涼しくなってきましたね。
そろそろ夏服の季節も終わりかもしれません。
蒸し暑い夏が過ぎ去って日中も快適に過ごすことができるこの季節はいいですね。
さて、機関庫作りの続きといきましょう。
ヒノキの角材とバルサの板を切り刻んで接着、を繰り返して壁と柱の追加が終わりました。
屋根が付く三角形の部分の柱は一番悩んだ部分ですが、手持ちの資料に載っている実例や作例を観察してそれっぽくまとめてみました。
特に参考になったのは20年ほど前の少々古い本ですが「ストラクチャーモデリング1(機芸出版社)」に収録されている「木造建築の様式と表現」の記事です。
日本式の木造建築全般の柱や壁の組み方、模型としての表現方法が分かりやすくまとめられています。
今回のようにストラクチャーを自作する際にはかなり役立つ資料だと思います。
続いて屋根。
屋根の内側になる部分はヒノキの帯材を貼り付けて簡易的に屋根の梁を表現してみました。
実物もこの部分は思ったよりも華奢な感じに見えることが多かったのと、屋根の内側は完成後に目立たなくなるので手を抜きました(笑)
屋根の表側はちょっと悩みましたがプラの帯材を貼り付けて鉄板張り風に。
この部分は良く見えるので歪みなく等間隔に貼り付けてスッキリと見栄え良くすることを意識しています。
できた屋根と庫を両面テープで貼り付けて仮組みしてみたの図。自己満足ですが、出来上がった状態を眺めているといい感じにまとまってきたと思います。
面倒だったけどここまで作ってきて良かったなと感じる瞬間です。
庫ができたので詰所に戻ります。
前回までにほぼ出来上がっていたのですが、窓と扉の取り付けが終わっていませんでした。
窓と扉はアルモデルのエッチングパーツを使用します。
この類のパーツは「のりしろ」が無いので取り付けに苦労しそう&強度が不安になりそうです。
そこで、のりしろを確保するために裏側からプラの帯材を接着しておきました。
ランナーから切り出した窓と扉を嵌めてみます。
追加したのりしろのおかげでいい塩梅に収まりそうです。
それにしてもOナローの1/48スケールだと窓が大きいので中がよく見えますね。
内装もちょっと作り込んだ方がいいかもしれません。
仮組みした庫と詰所を組み合わせて機関庫が未塗装完成!
屋根に破風板を取り付ける、内装を追加する・・・といった作業が残っていますがこれは塗装後に進めることとします。
ジオラマのベースに完成した物置と機関庫を並べて眺めてみました。
少し時間が掛かってしまいましたが、最初に頭の中に描いたイメージが少しずつ具体的な形になり、ここまでやってくることができました。
機関庫が完成したので次回からは最後の1棟である給水塔を作っていきます。
これはキット組みとなるのでサクッと終わらせたいと思います。
(続く)