軽便鉄道のレイアウトを作る~その2

前回はレイアウトプランを考えてボードにレールを固定したところまで進めました。
田園風景ver.と駅前ver.の2枚のボードができていますが、今回からはそのうちの前者の製作を中心に進めていきます。

 

 

先にレールの側面を塗装を済ませておこうと思い、手元に残っていたマホガニーのスプレー缶をざっと吹き付けました。
ボードをマスキングして、真横から塗り残しが無いようにしっかりと塗装。
塗料が乾いたらレールの頭頂部を1200番の耐水ペーパーで磨き、塗装を落としておきます。
が、これが後にある問題の引き金となることに...。

 

限られたスペースの中でもちょっとした高低差が欲しくなってきたので、エンドレスの内側の半周分にスタイロフォームで作った丘を配置することにしました。
5cm厚のスタイロフォームを買ってきて、スチロールカッター(←ニクロム線のものね)で適当に切り出して置いてみたのがこちらの図。
なのですが、周囲の部分の角度が急すぎて丘というよりも崖って感じです。

 

角度を変えて、ついでに車両も置いて見てみます。
うーん、やっぱり崖にしか見えなくなってきました(笑)
この状態から、スタイロフォームの表面を彫って岩っぽくするのも面白いかな?と。
ただ、今回作りたいイメージからはちょっとかけ離れてしまうのでそれはまたの機会にとっておきたいと思います。

 

5cm厚では違和感があったので、3cm厚のスタイロフォームに変えてみました。
厚さが2cmだけしか変わっていませんが、かなりイメージに近づいた気がします。

 

先ほどとほぼ同じ角度での比較。
良い感じになったのでこれで進めていくことにしました。
そう言えば、丘の上が平らな空き地となっていますが、ここにはお稲荷さんのストラクチャーを置く予定です。

 

レイアウトの地形が固まったので次の作業、セリアの木かるねんどで土地を造成していきます。
木かるねんどは紙粘土でも良いと思いますが、こちらの方がボードにしっかりと貼り付いてくれる気がするという個人的な好みで使っています。
ねんどを指先に付けた水で薄く伸ばしながら押し付けるように貼り付け、ボードの表面を覆っていきます。
あと、スタイロフォームの丘はアクリル絵の具で適当に茶色に塗っておきました。

 

さぁ、ここまで来たら試運転だ!とパワーパックを繋いでみたところ、走るには走るのですがギクシャクして全然スムーズに走りません。
手で押してもちょっとだけ動いてすぐに止まってしまいます。
レールを塗装する前はストレスフリーな走行が実現できていたのでちょっと凹みました。
凹んでいても何も始まらないので少し調べてみると、レールの継ぎ目にできた隙間から塗料が入り込み通電の妨げとなっていることが分かりました。
塗り残しが無いようにしっかりと塗装したことが今回は裏目に出てしまいましたが、また一つ勉強になりました。

 

走らない原因が分かったので、あとはその対処を進めていきます。
一度、レールの塗装を全て剥がすことにしました。
ボードからレールを取り外し、そこからジョイナーと枕木もすべて外し、レールとジョイナーは薄め液に浸した綿棒で拭いて塗料を剥がします。
塗料を剥がし終えたらレールを元通りに組み立てて、再度ボードに固定。

 

そして、無事に走る状態に戻りました!

レイアウトなのに車両が走らないのは元も子もないので、これで一安心。

 

ここまで一進一退な感じでしたが、先に進んでいきたいと思います。

(つづく)