ペーパーキットのガソリン機関車~O-9mm

今年最初に完成したものはからくりラボさんのペーパーキットのガソリン機関車となりました。
昨年完成させたエアロコと同じで、スケールは1/48なのにNゲージの線路が使えるナローゲージ(以下、O-9mm)の機関車です。
O-9mmは今後力を入れていこうかな?と思っているジャンルなので、その手始めとしてこのキットを作ることにしました。
ペーパーキットを作るのは久しぶりでしたが、派手に躓くことなく形にすることが出来ました。

 

 

製作したのはからくりラボさんのキットです。
ナローガレージさんの通販で購入可能ですが、昨年の軽便祭の会場で販売されているのを見つけ、入手することができました。
動力ユニットはナローガレージさんのBパワーを使用します。

 

キットの中身です。
レーザーカットされた紙が2枚と、小物パーツが入った袋が1つ。
上回りと下回りで綺麗に部品が分けられているのが分かりやすくて良いな、と思いました。

 

まずは台枠から組み立てていきました。
パーツを切り出し、プラモデルでいうところの「ゲート」を耐水ペーパーで磨いて平らにしておきます。
処理が終わったパーツはタミヤのクラフトボンドで接着し、はみ出たボンドは湿らせた綿棒で綺麗に拭き取っておきます。
このときのボンドの拭き取りが甘い部分があり、塗装後にちょっと目立ってしまった部分があります。

それは次作以降で気を付けたいところかな、と。
ボンドが乾燥したら、強度を上げるために台枠の裏側から接合面に瞬間接着剤を流して固めておきます。

 

続いてキャブを組み立てます。
部品を切り出して「ロ」の字にするのですが、その際に継ぎ目が目立つ気になったのでフィニッシャーズのラッカーパテを盛って埋めておきました。
このパテはラッカー系なので要換気!ですが、盛ったらすぐに固まる上に削りやすくヒケも少ないので、最近はよく使っています。

 

キャブにボンネットとラジエーター、屋根を乗せました。
いつも言っていますが、平面のパーツを組み合わせて立体にするのは楽しいものですね。

最後に排気管と手すりを取り付けて未塗装完成。
手すりはホッチキスの針を使うようになっており、面白いなと思いました。

 

塗装です。
最初にサーフェイサーを吹いて目止めをし、下回りはクレオスのジャーマングレー、上回りはタミヤのインターミディエイトブルーで塗りました。
乾燥したらボンネット周りをマスキングし、ラジエーターを銀色に塗っています。
その他、細かいパーツも適当に塗っておきました。

 

Oスケールは人形を乗せたくなるので、タミヤの1/48MMシリーズからコマツブルドーザーG40の運転手を採用しました。
タミヤアクリルを適当に筆塗りしてささっと塗り上げました。

 

仕上げはウェザリング
こってりと汚すのはあまり好みではないのでウェザリングマスターで全体をうっすらと汚し、最後にプレミアムトップコートのつや消しで全体の艶を整えて完成。
そして完成した姿が冒頭の写真です。

O-9mmはスケールは1/48ですが、スケールに見合ったディテールの作り込みはせず、今回のように大まかな感じで作っていきたいですね。

いわゆる「作り込み」があまり得意ではないのもありますが。

 

実は2両作っていました、の図。
濃い青の方はタミヤのネービーブルーで塗りました。
1両目(水色の方)がすんなりとできたので、なにかしら派手に失敗した時の保険として用意していた分も完成させることにしました。
程よくかわいい感じの大きさの機関車が2両並んでいるのは良い眺めですね。

 

からくりラボさんのキットは他にもバテロコやトロッコ、ストラクチャーなどがあり、どれも好ましいので少しずつ作っていきたいと思います。