軽便鉄道のレイアウトを作る~その4

引き続き、レイアウトの製作を進めています。

 

前回の予告通り、今回からはストラクチャーの製作に入ります。
作るものは全部で3棟、丘の上のお稲荷様と平地の部分にバス停と納屋です。

 

 

まずはバス停。

作るのは梅桜堂の「待合小屋B(1/80)」です。
レーザーカットによるペーパーキットで簡単に作ることが出来そうなので、ウォーミングアップ?として。

 

キットは未塗装なのでまずは塗装から。
パーツはトタンと木の部分とで2枚の紙に分かれているので、軽く目止めのためにグレーのサフを適当にサッと吹き付け、木の方は更にウッドブラウンを塗り重ねます。
乾燥後、木の方はその上にクレオスのウェザリングカラーの「ステインブラウン」をうっすらと塗り重ね、木の質感を出してみました。
トタンはクレオスの水性ホビーカラーを使って適当にそれっぽい色で塗り分けておきました。

 

塗料が乾いたら組み立て。
説明書に従い、部品を切り出して接着していきます。

 

接着にはアルテコの速乾アクリアのスティックタイプを使用しています。
細い部分への点付けがしやすい極細のノズルとなっており、プラモデル用接着剤のように貼り合わせると数分で強固に固着するので、とても気に入っています。
木や紙を使用した工作は接着の部分で特に苦手意識があったのですが、この接着剤と出会えたことでその意識も無くなりました。

今では工具箱に必須の存在です。

タミヤのクラフトボンドもこれと同じような容器と使用感なので、その時々で入手しやすい方を常備しています。

 

組み立てた骨組みにペタペタとトタンを貼り付けていき、あっという間に形になりました。
最後にタミヤウェザリングマスターで適当にざざっと汚して、つや消しクリアーでオーバーコートして1棟目が完成しました。

 

後ろ姿?はこんな感じに。
とても組みやすかったので今度は錆だらけでボロボロなトタン小屋も作ってみたいところです。

 

続いて2棟目、エムズコレクションの「横丁稲荷」です。

こちらもレーザーカット済みのペーパーキット(一部MDFの部品も有り)です。
説明書が1つ1つの工程ごとに細かく記載されているので、それに沿って素直に組み立てていけば形になります。
これは稲荷のメインの建物である拝殿を組み上げ終わったところの図。

 

途中経過をすっ飛ばしていますが、一通り組み立てが終わりました。

石畳と稲荷の周りの柵の部分(←玉垣と言うそうです)は石材の質感を出すためにちょっと頑張ってみました。


簡単に書くと…
適当なグレーで塗装

ウェザリングマスターEの緑と黄をまぶす

つや消しクリアーでオーバーコートしてウェザリングマスターを固着

ウェザリングマスターEの灰色をまぶして色合いを整える

つや消しクリアーでオーバーコートしてウェザリングマスターを固着

ウェザリングマスターEの緑と黄をまぶす

つや消しクリアー…(以下、良い塩梅となるように繰り返す)
と、こんな感じです。


なんとなくこんなもんかな?と進めていったら、思ったよりもそれっぽくなったので気に入っている部分です。
今回の発見も覚えておいて、他の場面で活用したいなと思います。


右上の方に写っている狐の像はエコーモデルのパーツを塗装してウェザリングしたものです。
他に鳥居のパーツがありますが、塗り忘れてしまったのでこれは後日塗る予定です。

 

稲荷を設置する土台と玉垣、石畳のパーツは先行してレイアウトへ固定しました。
土台の部分はグレーの厚紙だったのですが、それだと周りの風景から浮いてしまう感じに…。

そこで砂っぽい色に調色した情景テクスチャーペイントで全体を塗り、地面と馴染ませることにしました。

 

ここでちょっと気分転換に地面作りに戻ります。

まずはバラストの色合いを調整。
そのままだと、あまりにも綺麗すぎるのでちょっとくすんだ色を目指すことにします。
試しにウェザリングカラーのシェイドブラウンをバラストに塗ってみたところ、一発でイメージした色合いに近づいたので採用することにしました。
2本のレールの間の色合いがその色です。

 

ウェザリングカラーをレール1周分塗り終えたら、次は地面の緑化へ。
草を生やす下地として、KATOのナノプランツのブレンドカラー(茶)を撒いておきました。

 

 

ここまで進めてきてきて、残りの作業を大まかに挙げると、納屋の製作、緑化の仕上げ、小物の配置、といったところでしょうか。
頭の中では完成のイメージが具体的に見えてきたので一気に進められそうな気がしています。
新たに作ってみたいレイアウトのアイデアもなんとなく湧いてきているので、まずは1つ目のこのレイアウトを早く完成させたいですね。