撮影用のお立ち台(改)を作る

タイトルの通りです。
お立ち台は以前に作ったものがあったのですが、使い勝手が悪く箱にしまったままとなっています。
先日、部屋の整理をしていた時にA4の木製パネルが出てきたのでこれを機に改良版を作ってみることにしました。

 

 

これは最初に作ったお立ち台です。
この当時は地面系の工作をしたことが無かったのでその練習を兼ねて製作したものです。
模型店で入手した木製の展示台に短く切ったフレキシブルレールを貼り付け、タミヤの情景テクスチャーペイントを塗ったあとに適当に緑のパウダーを撒いただけのもの。
本棚の空きスペースなどに置いて飾る分にはちょうどいい感じの展示台です。
しかし、例えば機関車と客車の編成を置いてちょっと引いたアングルで写真を撮ろうとすると台座が写り込んでしまいます。
余白の部分も地面にしたい・・・という点が気になっていました。

 

続いて2作目。
これは100円ショップで売っている透明カバーの付いたひな壇型のディスプレイケースを使って作ったものです。
ひな壇の部分を利用して築堤としたことで前作よりも写真は撮りやすくなったのですが、はがき大の大きさしかないので機関車1両を置くのがやっとという感じなので使う場面が限られていました。

 

ということで、これまで気になっていた部分を踏まえて改良版お立ち台の製作を進めていきます。

築堤にしてちょっと線路をかさ上げしてその手前の部分は広めに、ちょっとした編成も並べられる、保管しやすい・・・ということを考えた結果、A4サイズで作ることにしました。
A4の木製パネルは2枚あるので線路の幅を変えた2種類(9mm用、16.5mm用)とすることにしました。

以下、今までのレイアウトや展示台作りでの作業を応用しているので流れだけを簡単にまとめておきます。

 

最初にパネルへ水性ニスを塗り表面を保護。
3cm厚のスタイロフォームをスチロールカッターで切り出したら切断面は紙やすりで整えてパネルへ貼り付けて築堤に。
平面の部分には余っていたコルクシートを貼り付けて地面の土台としています。

 

 

線路はちょっと手が掛かりますがその分より実感的になるハンドスパイクで作ることにしました。

2㎜厚のバルサ材を切り出して以前に枕木用に調色したウェザリングカラーに漬け込んで染め、乾燥したら適当な間隔でベースに貼り付けます。

その後、レールが同じ幅で平行となるように指で押さえつつ、枕木にスパイクを差して固定します。
線路以外の部分は情景テクスチャーペイントを塗っておきました。

 

そしてバラストを撒いて緑化したら完成。
バラストはモーリンの幹線用を撒きシーニックセメントで固着。
乾燥後にクレオスのウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを塗って真っ新なバラストを自然な色合いとなるようにしてみました。
緑化にはモーリンのカントリーグラスを何色か混ぜたものを使用しています。

 

並行して進めていた16.5mm用の展示台も完成しました。

 

完成した記念に早速撮影。

以前のものよりかなり使い勝手が良くなったと思います。

背景には過去のRMMの付録(菜の花畑)を置いていますが、いつも菜の花畑なのも変わり映えしないので何種類か用意してみるのも良いかな?と。