筆塗りでプラモデルを(ピットロード 1/72 秋水)

筆塗りでプラモデルを仕上げてみたい、というのはずっとやってみたかったことの一つです。
くすぶっていた、やって「みたい」という想いからやって「みよう」と手を動かすきっかけをくれたのが昨年に見つけたこの2冊の本でした。
特に「飛行機 模型筆塗り塗装テクニック」は自分の求めていたことにぴったりの1冊でした。
そこで筆塗りをやってみようの手始めとして、積んでいるキットの中から手のひらサイズに収まるピットロードの秋水(1/72)を作ってみることにしました。

 

 

まずはコックピット周りと機内を適当にタミヤアクリルのコックピット色(XF-71)で塗装。
完成後は目立たない部分なので何も考えずにベタ塗り。

 

塗料が乾いたら一気に組み立て。
調整無しに各パーツがぴったりと合っていくので気分よく作業を進めることが出来ます。
そう言えばこれは最近の製品なのかな?と思って調べてみたら初版は今から約30年前に発売されたそうです。
それを感じさせないのはすごいなと思いました。

 

ここからは本に従って薄めた水性ホビーカラーを塗り重ねるこの技法で塗装していきます。
緑はクレオスの濃緑色(H59)、見えませんが機体の裏側は明灰白色(H61)を使用しています。
秋水は試作機なので緑色は架空の塗装となりますが、箱に描かれた塗装図がいい感じだったのでそのパターンでいくことにしました
写真は緑色の塗装1回目が終わった後の様子です。

 

 

塗装2回目→3回目で1色目は終わり。
写真で見るとそうでもないのですが、実際には思った以上に塗り残した感じがあります。

 

1色目よりも明るい同系統の色をそれを塗った時よりもさらに薄めて2色目を塗っていきます。
本の作例を真似てロシアングリーン(H511)とグランプリホワイト(H21)を使ってみました。
本当にうっすらとしか塗っていないのに思った以上に色合いが変化して面白い工程でした。

 

最後はデカール貼り→クリアーコート→ウォッシングして完成。
ウォッシングはタミヤのスミ入れ塗料が推奨とのことでしたが、エナメル系塗料のニオイが苦手なのでクレオスのウェザリングカラーで代用しました。
キャノピーはなんとなくイメージだけで苦手だと思っていたのですが、思ったよりもスッキリ仕上げることが出来て良かったです。

 

鉄(←ナロー)なネタもやりたいところでしたが、プラモデルも好きなんですよね。

模型を始めたきっかけはいわゆる街の模型屋さん的なお店で飛行機とか軍艦のプラモデルに興味を持ったことがきっかけだったりします。

そのお店には鉄道模型もあり、動く模型って面白いなとのめり込んでいき・・・(中略)今に至ります。

 

そのような経緯があるので、実は最後に飛行機のプラモデルを作ったのは中学生の頃なのでウン十年ぶりです。
当時はラッカー系や水性系の塗料の特性が分かっておらず、塗装がうまくできなかったので未塗装で組み上げて完成としていました
というわけで、色を塗って完成させたのは今回が初めてです。
昔できなかったことができるようになったのはなんだか感慨深いものがありますね。


今回やってみた方法であれば色々と作ることができる気がしてきたので次もまた飛行機の予定です。