凸凹と貨車を作る~その1

6月ですね。
5月の後半には早くも梅雨入りし、それが終わればあの独特のひたすら蒸し暑い夏がやってくる、そんな季節になりました。
昨年末からずっと続いてきた研修もラストスパートの段階に入り、それが終われば新たな段階へ進むことに。
あと少し、走り抜けたいと思います。

 

さて、本題の模型の話です。
次は何を作ろうか?と考えたとき、最初はそろそろ毎年恒例のお祭りの気配もしてくるのでナローの新作かな?とも思いました。
が、まだ少し時間がありそうなのでそれまでは地方私鉄シリーズを進めることにしました。
本当は駅か車庫のジオラマにしようと思っていたのですが、材料がそろっていないのでパーツが揃っていた車両キットの在庫に手を付けることにしました。
例によって前置きが長くなりましたが、Twitterにアップしている凸凹と貨車の製作記録その1です。

 

 

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はい、またまたアルモデルのキットです(笑)
凹電と貨車3両で保線工事の列車を仕立て、凸DLはパンタグラフを乗せて小型のELにしたい、と積んでいたものです。
機関車(メリケン箱電)、貨車(ワフ)を作って次はメインの電車にしようと思ったのですが、それはそれでじっくりと取り組みたいので脇役を増やすことにしました。

 

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下ごしらえ。
エッチング版の表面がくすんでいたので、ランナーから切り出す前に足付けを兼ねて1000番の耐水ペーパーで磨きます。
それが終わったらパーツをニッパーで切り出し、追加で取り付けるパーツのために0.4~0.6mm径のドリルで穴を開けておきます。
エッチングの断面は完成後に目立つ部分(屋根など)を600番の耐水ペーパーで真っ平にしておきます。
いつも通りですが、いきなり組み立て始めることをせず、この段階でできるだけ手を入れておくと後から楽ができる上にスッキリ仕上げられる気がします。

 

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下ごしらえが終わったら、説明書に沿って折り曲げて組み立てていきます。
作業は、ハンダ付けしたい部分を先に全部終わらせる→細かいパーツは瞬間接着剤で取り付け、という流れで進めています。
これは凹電のハンダ付けが終わった後の図。
固定用のツメはハンダを多めに流して耐水ペーパーで削り取ったので見た目スッキリと組み立てることができました。
運転台の角は折り目に隙間ができるのでハンダで埋めて軽くRを付けておきました。
ハンダで埋めきれなかった継ぎ目や隙間は妥協して瞬間接着剤を盛って削って埋めています。
なお、キットをそのまま組むとビューゲル仕様となりますが、パンタグラフを乗せたかったのでオプションのパンタやぐらを取り付けています。

排障器はキットについているパーツよりオプションの方が好みの形をしていたので交換しました。

 

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続いて凸DLもハンダ作業完了の図。
屋根上のパンタ台はメリケン箱電と同じように部品を作り、ホワイトメタルのボンネットは長さを調整した後に瞬間接着剤で固定しています。
キットの説明書では運転台は先にドアを取り付けてから箱にするようになっていました。
が、それだとドアレールが邪魔になって四隅の角がきれいに仕上げられないと感じたので、先に箱にして継ぎ目を消す→その後にドアを取り付け、という順番で進めました。
こちらも狙い通りに仕上げられて満足です。

 

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貨車も進めます。
説明書に沿って折り曲げてネジ止めすれば完成しますが、しっかりと固定したかったのでハンダ付け。
バラストを積荷とするつもりなので、積んだら見えなくなる荷台の部分のハンダは適当に処理しておきました。
追加したアオリ戸受けもハンダでがっちりと固定したかったので、帯材を切り出して端っこを折り曲げて取り付けています。

 

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凹電と貨車1両を一旦仮組み。
最初は1枚の板だったのが、組み立てて線路に乗ると様になって楽しくなってきます。
車庫の隅っことか側線に置いておきたい感じですね。
やっぱり展示台も作りたくなってきましたが、この後はディテールの作りこみ→塗装→完成と進めていきます。


(続く)