三重交通松阪線の機関車と客車を作る(2)

デ61の製作を進めていきます。
前回で動力ユニットや台車枠といった下回りの組み立てが終わっているので今回は上回りです。
まずは折り曲げ済みの車体とボンネット、ランナーから切り離した窓枠などを組み合わせていきます。

 

 

折り曲げ済みの車体は側面が2枚重ねとなっているのでしっかりとハンダを流して固定しておきます。
その後に前面の窓枠→ボンネットの順で取り付けていきます。
窓枠やボンネットは車体から浮かないように指で押さえてハンダを軽く流して仮止め、その後に継ぎ目全体へハンダを流して固定しています。
車体の角に隙間が出るとみっともないので、その辺りには特に気を遣って作業を進めました。

 

車体が出来たらお次は屋根の上に取り付けるランボードとパンタ台の組み立てです。
これも板状の部品を折り曲げて立体的な部品にして取り付けるていく構成です。

 

説明書をよく読んで、山折りと谷折りを間違えないように注意してパーツを組み立て車体へ取り付け。

取り付けが終わった車体はキサゲ刷毛で全体を軽く磨き、はみ出たハンダを削り落としておきます。
台車枠や床板へ取り付けるパーツ(軸受や汽笛など)もこのタイミングでついでに取り付けました。

 

最後はパンタグラフの組み立てです。
華奢なパーツを組み上げることができるのか?と不安しかありませんでしたが、結果的に一番楽しい作業となりました。

 

まずはランナーから切り出して必要な部分を折り曲げます。
強度を確保するため、折り目にはごくごく少量のハンダをうっすらと流し、折れ曲がらないように角を固定しておきます。

 

台座と下枠は真鍮線を通して固定します。

下枠に真鍮線を固定するための「ベロ」となっている部分があり、ここへハンダを流します。

 

最後に下枠、上枠、シューを1つに合体し、パンタ上昇用のバネを下枠のツメに引っ掛けたら完成です。

 

できあがったパンタグラフはちゃんと上げ下げができます。

パンタグラフをこのような形で組み立てたのは初めてでしたが、優秀な設計のおかげで無事に完成させることが出来ました。
ここで失敗したら先には進めなくなってしまうので一安心といったところです。

 

機関車はある程度形になり塗装できる状態となりました。

しかし、天気が不安定な今日この頃なので引き続き客車の製作を進めていきたいと思います。