Oナローの展示台を作る~その1

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前回の記事の最後で予告した通り、車両ではなく地面を作っていきます。
お題はOナロー(1/48、16.5mm)の展示台です。
今回は製作にあたりその構想を練っていくお話です。

 

 

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展示台のベースはこちら。
A4サイズの木製パネルとそれに組み合わせて使うアクリル製のカバーです。
アクリルカバーの下に見える黒い板は木製パネルより四方が5mmほど大きく作られており、パネルに黒い板を敷くようにして取り付けることでカバーを被せることができるようになっています。

ジオラマ用品を幅広く扱っている「さかつう」さんのネットショップで見つけたものです。
大きさと値段が手頃で気に入ったので展示台のベースとすることにしました。

 

で、この大きさで何を作ろうかな?と。
HOの地方私鉄やナローの展示台は温めている構想があり、余裕があるときに少しずつ材料を揃えているので今回は除外。

となると昨年から少しずつ車両を作っているOナローかな?と。
以前から、完成した作品を飾れる展示台、できれば機関庫とか作ってみたいと思っていたので、その方向で構想を練ることにしました。

 

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完成後のイメージを固めやすくするため、適当な厚紙に作りたいストラクチャーの展開図を描いて切り出し、マスキングテープで適当に固定してモックアップを作って配置していきます。
これは最初期の案で、ストラクチャーは物置小屋が付いた機関庫と詰所の2棟があればいいかな、と思っていました。

 

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Ver1.00→Ver1.10。
機関庫と言えば給水塔も欲しいな、と思い1棟追加。
給水塔はいつだかのイベントで入手したペアーハンズさんのキットを利用する予定です。

ちなみに、OナローのSLは持っていない上に欲しいキットは軒並み品切れなんですけどね。
今後縁があれば入手できることでしょう(笑)。

 

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Ver1.10→Ver1.11
機関庫に付ける物置を一回り小さくし、ストラクチャーの配置を見直しました。
手前に背の高い給水塔があったためか、真正面からスマホなどで写真を撮る感じで見たときに圧迫感があり落ち着かない感じでした。
配置を変えた結果、見た目のバランスはかなり改善したと思います。

 

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Ver1.11→Ver1.12
一番左の建物は一回り小さくして詰所から物置小屋に、機関庫に付く物置小屋は窓とドアを取り付けて詰所とすることにしました。
物置を少し小さくしたことで密な感じが解消されてより良い感じにまとまってきたと思います。
自分の中でこれだ!という感じになったので、最終的にこのイメージで確定です。

 

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イメージが固まったのでストラクチャー作りの準備を進めていきます。
前述の通り、給水塔はキットを利用しますが、機関庫と物置は自作となります。
以前HOナローのレイアウト用に作ったストラクチャーがこの方法で作って楽しかったので紙とヒノキの角材をメインに、詰所の扉や窓枠にはルモデルさんから発売されているエッチングパーツを利用します。

 

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早速、工作用紙を切り出して湿気による反りの防止と工作のしやすさを狙ってサフ吹き。
紙から切り出す際、対称になる部分のパーツを同じ大きさで切り出すことができたので幸先良く進めていくことができそうです。


できれば2か月で完成させて軽便祭の出し物にできればいいなぁ?と思っていますが、焦っても良いことは無いのでゆっくりと進めていきたいと思います。