いよいよ製作の開始です。
まずは線路の加工から。
っとその前に。
この先、ほぼずっとそうなのですが、作業中の写真は滅多に出てきません(汗
作業中は夢中になっているので、ついつい撮り忘れてしまうのです。
作業の結果こうなりました!みたいな感じで続くので、あまり参考にならないかもしれません。
自分がやったことを自分が忘れないようにしたい、が目的なので文章で補えればそれでいいかな?、という程度なので。
(模型雑誌でよく見る、製作しながら写真を撮ってそれに合わせて文章にまとめて・・・というのはかなり大変な作業なんだな、と思います。)
閑話休題。
枕木は金属と木の混成なので、そのまま塗装しないでいくと当然ですがおかしなことになってしまいます。
既に線路が敷設されているからこの後の作業を考えて枕木だけ塗りたい!ということで地道に筆塗りしていきます。
金属にも木にも塗れるアクリジョンのベースカラーの一種であるベースグレーを下地として塗り、その上に同じくアクリジョンのウッドブラウンを塗りました。
アクリジョンは塗りやすさと扱いやすいさが気に入っており、最近の工作では多用しています。
枕木を塗り終わったら線路にバラストを撒いていきます。
使ったのはモーリンの「Nバラスト 粗目 幹線」というものです。
HOサイズなのにN用のバラストを使用したのは、HO用よりもN用の方がバラストの粒がちょうどいい塩梅に感じられたからです。
バラストは枕木の側面が隠れるか隠れないかくらいの厚さに撒き、筆で表面をちまちまと均した後にKATOのバラスト糊をスポイトで滴下し、固定しています。
次に山の作成を始めます。
ナローの車両は大体通過できる&ちょうどいい高さになりそうなので、トンネル内の高さを5cmとすることにしました。
モーリンのスタイロフォームでちょうど5cm厚のものが売っているのでそれを使用します。
そして、山は高すぎず、低すぎず…というのを考えた結果、スタイロフォームを三段に積んで山を作ることにします。
積みあがった山をニクロム線の発泡スチロールカッターでそれっぽく成型したのがこの写真です。
山の底面がカーブに掛かるけどどうしようか?は少し悩みました。
悩んだ結果、レイアウトボード上で山を置く場所にスタイロフォームを押し付けて線路の跡を付け、その曲線に合わせてカットすることにしました。
強引(というか脳筋?)ですが、小さなトンネルなので今回はこの方法でなんとかなりました。
一旦レイアウトに仮置き。
イメージした通りの良い感じになったので進めます。
山を緑化し終わった後に作ると邪魔になり困る未来が見えたので、先にトンネルポータルを仕上げます。
トンネルポータルは様々な種類がありますが、木製のポータルを作ってみたかったのでそれを作ってみます。
作業としては、2mmと3㎜のヒノキの角材をトンネルの入り口に合わせてカットし、木工用ボンドで貼り付けた、だけです。(シンプル!)
同じものを二個作っても面白くないので、もう一方はこんな形に。
三角形になっている部分は、工作用紙へ短冊状のSTウッドを並べて貼り付けたものを作成し、板張りの壁を表現してみました。
最後に塗装。
木の塗装は色々な方法がありますが、ここではタミヤのスミ入れ塗料ダークブラウンを使用します。
スミ入れ用なのでのすごく薄くサラサラなエナメル系の塗料です。
これを何度か染めるように塗り重ねるていきます。
すると、真っ新できれいな木材が使い古されたような質感になっていきます。
これでトンネルポータルは完成です。
(続く)